トッシーの伊達なブログ

”グルメや観光だけじゃない、私が感じたちょっとイイとこ!!”

3.11に想う. . . . .

 今日、仕事で石巻方面に行ってきた。普段と変わりない風景であるが、無意識のうちにあの日のときの風景と、どうしても比べてみる自分がいる。帰り道は来た時と別な道を通ってきた。、、、、 ふとナビの画面が目に入る、、、、道がない所を走っている。ナビの矢印のマーカーはムリにその付近に近い道路上にマーカーをもっていきたがる、、、(ナビのソフトウェアが古い人はわかると思います)否が応でも12年前に引き戻されているようである。ナビは諦めたかのように無抵抗になり、おとなしく車の進行方向に矢印を進める。まるで空を飛んでいる感覚になる。、、、今度は機械(ナビ)ではなく自分の記憶が無理やり12年前に引き戻す。石巻工業港を過ぎたあたり、、、。当時は犠牲になられた方が多く、埋葬するにも火葬が間に合わなく、また、亡くなられた方の確認もおぼつかない状況であった。その時私が目にした光景はブルーシートにくるまれ、仮埋葬されている方々であった。こんなにも多くの人が、、、。

ついでに言わせてもらえば、よく、『自衛隊は要らない。』とか『天皇は要らない。』とか、、、。あの震災の時、津波にのまれ、海水に浸かった車の中から亡くなられた方を救助したり、瓦礫に埋もれたご遺体をひきだしてくれたのは自衛隊員の皆さんですよ⁉消防の隊員の方々ですよ⁉、、、。ひと通り落ち着いてから海に向かって献花をし、皆(みな)の代わりに海に向かって深く深くこうべを垂れて戴いたのはどなたですか⁈、、、。陛下ですよ⁈

当時は食べ物や飲料水が無く苦労したが、被災した「キリンビール」さんや「マルちゃんの東洋水産」さんには申し訳ないですが、港の工場から流されてきた缶ビールやカップラーメンを水溜りから拾ってきて泥を落としながら食させていただきました。ありがとうございました。スーパーで買い物をする時には意識してキリンマルちゃんに手を伸ばしていますよ。(せめてものお礼です)。
 

避難をしていた時は車の中で寝た人も多いと思うが、何も考えられない状況下で見上げた夜空の星がなんと明るくキレイだったことか⁈『また見たい‼』気もするが、あんな状況下では見たくない。複雑な気持ちである。
また3月11日がやって来る、、、。          合掌                                                                             
                                          

*野蒜海岸の鳥居

石巻駅前の津波の立て札

気仙沼

気仙沼港 港を見つめ想いに耽る男性


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